Season of discontent 2016 1 16
今年は、シェークスピアが1616年に亡くなって、
400年を迎えます。
「Season of discontent」とは、
日本語では、「受難の季節」と訳され、
シェークスピアの「リチャード3世」のセリフから一般的になった言葉です。
A phrase made popular by Shakespeare's "now is the winter of our discontent" in 'Richard III'.
(「英辞郎」(アルク)から引用)
今年は、「シェークスピアの年」になるように、
つまり、多くの人がシェークスピアを思い出す年になってほしいと思います。
失地王 2014 8 3
シェイクスピアの歴史劇に、「ジョン王(King John)」というものがあります。
フランスと戦って、敗北した結果、広大な領土を失ったことから、
日本では、「失地王」として知られています。
さて、2014年8月2日の産経ニュースWeb版には、このような記事がありました。
「もう少し外交を」 遊説先で有権者から苦言を浴びるオバマ大統領
「大統領には、もうちょっと外交政策にも取り組んでもらいたいね。
いろいろやることがあるのは分かっているけど」
ロサンゼルスの有権者は、
他の客と趣味のバスケットボールの話題で盛り上がるオバマ氏を見つめながら、
同行記者に、つぶやいた。
(中略)
アメリカは、ウクライナに限らず「停戦外交」に「ご執心」だが、
これは、過去の不法行為を不問に付すことにほかならない。
クリミア半島がロシアに併合されたままでも停戦状態になれば「歓迎」、
中国がパラセル(中国名・西沙)諸島の周辺海域から石油掘削施設を撤収しても「歓迎」。
領土的野心を持つ国々にとっては、これほどありがたい話はない。
(引用、以上)
オバマ政権を見ていると、
シェイクスピアの「ジョン王」という歴史劇を連想してしまうのは、
私だけではないでしょう。